5月17日の日曜日、三河青年部のイベントである「茶摘・茶粥体験」をしに、他の部員と愛知県西尾市まで行きました。
訪れた場所は市内のお寺「紅樹院」。このお寺は徳川家康の伯母を弔うために創建されたものですが、明治期の住職である足立順道という人が西尾市に茶産業を広めたことから茶祖の寺として知られています。また、西尾市の小中学校では実際に茶摘みの体験があるそうです。
この場所ではお寺の歴史を聞いたり、お茶や茶碗のことも聞きました。個人的には西尾の茶碗の「茶ノ木灰釉」という釉薬が気に入りました。その名の通り、切り取った茶ノ木の枝を灰にして集めたもの精製し長石と混ぜ合わせたものです。色合いは黄色っぽいのですが所々お茶の色をした模様があり、とても味わいのある茶碗でした。その後は茶を精製する工場の見学をしました。このような機会が無ければ茶の工場の見学はしないため、精製する機械や精製工程など、とても新鮮に写りました。
昼食は点心と茶粥がでました!
茶粥はお茶の味がしっかりしていておいしかったし、また食べやすかったです。また食べたいなぁ...
昼食後は「お茶インストラクター」の資格を持つスタッフの方が美味しい日本茶、抹茶の淹れ方や点て方を教えてくださいました。
ちなみに美味しい抹茶の点て方は、まず抹茶の粉を入れた後水10 ccを加えて「練り」ます。その次にお湯50 cc(90℃くらい)を加えて「点て」ます。こうすることで美味しく召し上がることができるそうです。プライベートで実践してみたいですね。
最後は茶摘み体験をしました。茶の摘み方は枝の下を利き手じゃない方の手で固定し、利き手で枝の下から上に引っ張るような感じで生葉を摘みます。ちょっと難しいですが慣れると面白かったです。
全体を通してその地域とお茶のことを聞くことや、茶摘み体験をするという機会はほとんどないため、このイベントの多くが新鮮に写りました。体験自体とても面白かったし、お茶や茶粥もおいしかったので半日のイベントでもとても充実した時間を過ごすことができました。
また機会があればこのようなイベントに参加しようと思います。