ただし、留学生の方々とは英語で話さなければならないです。通訳の方がついてはいるのですが、自分たちで英語を話して説明するのはとても苦労をしました。また、僕たちの方でも通訳の方の分のお菓子が足らなかったり、お茶を出すのが滞ったりしてスムーズに事を運べなかったり…とにかく反省することが多かったです。
それでもやはり留学生に「茶道」というものを紹介したいという気持ちは強かったので前年からいる部員も新入部員も一生懸命、楽しんでもらえるように努めました。
この見学を通して、僕は英語で外国人に「茶道」を英語で紹介するのは難しいけれど、そういうことのできる人になりたいと思いました。また実際に海外にも茶道教室が展開する時代の中で、自分は「茶道」とどう付き合うといいのか、あるいは面白いのか考えるさせられました。
最後に、おちゃのかい見学のときに飾った軸は「一期一会」です。僕らにとっても留学生にとってもこの経験は一度きりかもしれないです。英語で訳すなら「Treasure every encounter, for it will never recur.(どんな出会いも大切にしよう、再び会うことはないのだから。)」ですね。この見学が留学生にとって忘れられない思い出になればなあと思いました。