2013年7月20日土曜日

お茶碗

こんばんは。

 今日は、1時ごろに先月お茶碗作りに行ってきた安加比古窯の加藤劉生さんがわたしたちが作ったお茶碗を持って見えると副部長から連絡がありました。わたしたちのお稽古を見にいらっしゃるということでしたが、思っていたよりかなり早く て驚きました。
 一緒にお茶碗つくりに言ったメキシコからの短期留学生(だけど両親は日本人)が8月頭に帰ってしまうそうなので急いで焼いてきていただいたそうです。
 お稽古開始時間にお見えになってまずはできたお茶碗をその場にいる人の分もいない人の分も全部箱から出して並べてみました。どれも特徴があって、その人らしさを感じました。

画質が悪いのは年代物の携帯で撮ったからです。
自分のお茶碗は釉薬を飴釉にしていたのでどんな色になるか分からなかったのですが、いい感じに仕上がっていました。

30分くらい拝見して、一旦お茶碗を床の間に移動して
お稽古開始。

僕は自分の作ったお茶碗でお茶を点てて加藤先生にお出ししました。久しぶりに緊張したお手前になりました。最初に飲んでいただくのにふさわしい方にお茶を点てることができて嬉しかったです。
 いつも何気なくやっているお茶碗の拝見も手作りお茶碗だと、しみじみ見ることになり、拝見って、このためにあるんだと改めて実感しました。

とっても幸せな1日でした。

廣瀬

追記
お茶碗の写真を追加

2013年7月5日金曜日

七夕前に…

こんにちは。今日は七夕2日前で、とても蒸し暑い1日でした。
某Z-FMで言っていたのですが、もともと七夕の願い事は字がうまくなるようにという事らしいです。

さて、本題に戻りますと、実は七夕の1日前はいつもお茶を教えていただいている先生のお誕生日だそうです。修士2年の先輩が少し変わったことをするとおっしゃっていたのでどんな事になるのかなと楽しみにしていました。

このお点前で先輩が用意なさった道具はすべてありふれたものでしたが、夏にピッタリの取り合わせでした。お茶碗は市販のガラスボウル、お棗はガラスボウルに老松の蓋をかぶせ、水差しに大きなガラスの鉢を使い、水差しの蓋は葉蓋にしてのお点前でした。また、夏なので洗い茶巾のお点前でした。
 持っている日用品のお道具を使った涼し気な取り合わせでおもてなしの心を見た気がしました。先生方は日頃使っているお道具の中でも虫かごの花入れのように別の用途だったものが使われていて、お客様に楽しんでいただくために一生懸命工夫することが大切という趣旨のことをおっしゃっていました。


因みにお茶杓も先輩作らしいです。工夫次第でここまで素晴らしいお点前に出来るんだなと感心し、お茶だけでなく、自分の専門の工学にも通じるところがある気がしました。

あと、菓子器にはには小さな折り鶴が乗っていて、鶴の翼に「Happy birthday」と書いてありました。素敵な演出に自分もここまで気の利いたことが出来るようになりたいと思った1日でした。

…それにしても、涼しげです。

廣瀬