この土、日(6月14,15日)に愛知県犬山市で東海地区のブロック研修会があり、B2の中村くんと参加してきた。(これまでのブログ記事にブロック研修会のことがなかったので書いてはいけない理由があるの・・・かな?ただ単に書いてないだけということにしておきます。)
さて、ブロック研修会とは 茶道裏千家淡交会青年部会員がいくつかの都道府県ごとで集まって行う研修会です。
豊橋市のある愛知県は、静岡(一部除く)、三重、岐阜とともに当会ブロックに含まれていて、今回は約200人が参加したそうです。
鵜飼がみられること、如庵の見学が出来るなど、大変楽しみにしていた。
ところが、ブロック研修会の2日前、僕を悲劇が襲った。食あたりだった。その日はやっとの思い出学校へ行き、安静にしていたことで土曜日には85%くらいまで回復し、ぎりぎり参加出来た。いや、会費も既に払っているので何としても参加しなければとの思いが強かった。
土曜の朝に豊橋の青年部の方々と集まって電車で犬山に行った。研修のあるホテル内の会場前の廊下に東海ブロックに12ある各青年部の名刺デザインが貼ってあった。参加者が気に入った名刺のデザインに投票するコンペが行われていたのです。研修は午後からで、しばらく時間があったのだが、僕はすぐには決められなかったので写真を撮り始めた。すると、三河青年部のNさんに、
「名刺交換して全部揃えればいいじゃん。」
ここから僕の名刺収集が始まった。
1時からブロック研修会が始まり、あいさつの後、 宗匠はすごいお方だという話と、ご自身のご経験から平和の大切さをお話いただいた。途中の休憩でさっそく飛騨青年部、岐阜青年部の方と交換し2青年部の名刺を手に入れた。
話が終わると次は有楽苑の見学。有楽苑は織田信長の弟、織田有楽斉(長益)が京都の建仁寺に建てた如庵という茶室をはじめ、旧正伝院書院などの建物を移築したところです。ろくに如庵は国宝に指定されている上、明治以降複数回の移転を繰り返して犬山にやってきたそうだ。
ここからは6つくらいのグループに分かれて有楽苑の見学。有楽苑の中は初夏の日に照らされた緑が眩しく、白い石の敷き詰められた小路とのコントラストが美しかった。まず、如庵に向かい、解説を聞いてから見学へ。如庵は2畳半という小さい茶室でありながら小ささを感じさせない工夫がされていた。
弘庵に入ると前のグループが茶席に入っているためしばらく待つことに。ここでも三重や静岡、愛知第1,第2青年部の方と名刺交換をした。三重北青年部の名刺は作ったというお茶碗の形をしていて驚いた。名刺のデザインコンペということでどこも気合が入っている。さて、そうこうしているうちに茶席に入る順番が巡ってきた。学茶による呈茶ということで小学生から中学生辺りまでの子どもたちがお菓子とお茶を運んできてくれた。動きもしっかりしていて驚いた。
夕方は懇親会があり、いろんな青年部の方がまぜこぜになって8人ずつグループになって会食をした。この時、グループごとに○☓クイズ大会が行われた。
懇親会の後、日が街の向こうに隠れる頃、鵜飼を見るための屋形船に乗り込んだ。木曽川をゆっくりと遊覧し、あたりが夕闇に包まれるころ、川岸にとまった鵜船の篝火がともされた。しばらくすると鵜船が出発し、僕達の乗った屋形船も鵜船に近づいていった。鵜船の出発とほぼ同時に紐に繋がれた鵜が川に放たれ、鵜匠さんの見事な手さばきで鵜が次々と魚を獲っていった。鵜は喉の部分に魚をためておくことができ、何匹か捕まえたところで鵜匠が紐を手繰り寄せ、かごに魚をはかせる。鵜飼の最後にあった鵜匠さんによる解説によると、鵜が獲ってきた魚は傷がつかず傷みにくいため献上品として重宝されたな。
鵜飼も終わり、各青年部の支部ごとに二次会が行われた。去年、ブロック研修会に行った先輩などからなんとなく聞いていたのですが三河青年部の2次会は長い。毎年夜更けまでやってるとのことで、大変驚いた。僕はあまり体調が良くなかったのでワインを少しもらってあとはいろんな人としゃべってた。懇親会の時に飛騨青年部の支部長と東海ブロックのブロック長をされている方にお会いしてサークルとして高山に行きたいという話をしていた。2次会では高山で陶芸をされている方と知り会うことができた。技科大生は忙しいから都合の会う時間を見つけるのは難しいかもしれないが、ぜひ、高山に行きたいなあ。
2日めは徳川美術館の副館長さんの講演があり、茶の湯と古筆についての話だった。尾張徳川家に関する話では、名古屋城が清洲から引っ越してきたこと、尾張からは1人も将軍が出ていないなど、恥ずかしながら初めて聞くことばかりだった。自分の教養の薄さを改めて知る機会になった。
その後、実技演習、総括と次回のブロック研修会の開催場所の公表などがあり、2日間のブロック研修会が終わった。結局ほとんどの支部の名刺を集めることができたが、残念ながら沼津の名刺はもらえずじまいになった。少しがっかりして家に帰り、携帯を見ると研修会の会場前で撮った名刺の写真が沼津のものだった。
というわけで、お茶の知識を深め、人の輪を広げることのできた研修会だった。また、細かい気配りや準備の大切さを知ることができた。
2014/10/20 鵜飼いの写真追加
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