2015年10月12日月曜日

技科大庵2015

こんにちは、中村です。

 今月の10日、11日に大学の学園祭「技科大祭」があり、私達おちゃのかいも一席設けさせて頂きました。
 今年の技科大祭は雲行きが悪くなったり、さらに雨が降ってきたりと、何かと天候に恵まれなかったのでお客様が少なくてお茶やお菓子が沢山余ってしまうと心配しましたが、実際は多くの方がいらっしゃったのでとてもうれしかったです。また、来てくれたお客様もいろんな方がいて、例年は地元の方や青年部の方、愛知大学の方等が多いのですが、沢山客引きをした結果、学内の知り合いや友人、留学生の方も多くいらっしゃいました^^
 お越しくださった皆様、ありがとうございました。
  さて、技科大庵とは、毎年新入部員のお点前デビューをする場でもあります。今年は例年より新入部員が多く、一人が稽古をできる時間が少なかったため少し心配でしたが、技科大祭前に何度も自主練した甲斐もあり、皆落ち着いてお点前をすることができたので安心しました^^


ここからはおまけです。

 まず、今年の技科大庵で出ました和菓子「栗きんとん」です。岐阜県が発祥の和菓子であるため、東海地方の人には馴染みのある和菓子です。また材料の栗は秋の味覚であり、口当たりも良くて美味しい和菓子でした^^
 もう一度食べたくなるおいしさです。

もうひとつおまけです。
 総合文化部LEGO部門に所属する部員がLEGOで茶室を作ってくれました^^
 庭園には枯山水があるほか、茶室内にはちゃんと炉(隅炉)が切ってあり、床まで飾られていました。この室内は待庵をイメージしたのでしょうか。少ないパーツでこのクオリティには関心してしまいました。

 今年の技科大庵も皆の協力で無事に終えることができたと思います。個人的にはもてなす側もお客様もいろんな人がいて楽しい茶会だと感じました。

2015年10月4日日曜日

高山研修旅行 三日目

こんにちは、中村です。

 さて、高山研修旅行旅行最終日の話です。三日目は、茶道の研修として茶の湯の森を訪れました。
 茶の湯の森に行くとまず和菓子と薄茶を頂きました。この時のお茶椀はそれぞれの人にそれぞれ造の異なっており、また特徴的な模様や形をしているお茶椀ばかりでしたので拝見が楽しかったです。また、ふつうの茶会が終わった後であったこともあり、今回のお招きで亭主や半東の振舞いや茶会の進行などを参考にすることできそうです。
 お茶を一服頂戴した後は茶の湯の森のにある奥の茶室を見学しました。八畳台目ほどの茶室で、躙口が建物の中にありましたが、飛石や塵穴など、ふつう露地にあるものまで作られていました。茶室に入った後は簡単な作法や茶室・露地の用語など、茶道に関する様々なことを教えていただきました。個人的に印象に残った話は、茶道で学ぶことは日本の普段の生活における礼儀が多く占めており、かつては修道だったし、続けていく上で意味がある、ということです。いろんな話を聞いて、私も茶道もこれからも続けて行こうと思いました。
 茶室見学の後は敷地内の美術館に行きました。この美術館の目玉は何といっても「玉虫の厨子」。飛鳥時代から現存する玉虫の厨子は長い年月を経て、かつての玉虫の羽を使った場所を中心に輝きが失われてしまいました。ここにある物はかつてどのような色合いだったのか、長い時間と多くの人を動員して製作した複製ですが、その大きさや輝きは圧巻です^^ここに写真は無いですが気になる方は是非訪れることをおすすめします。玉虫の厨子以外にも玉虫の羽を使った台子や茶碗、はたまた鳳凰の像など玉虫の羽を使用した様々な美術品にはただただ驚くばかりでした。
 この後は昼食の後、多くの思い出と土産とともに電車で帰りました。三日目において私達の為にお茶席を設けさせて頂いたり、茶の湯の森の案内をしてくださった方々、とても貴重の体験をさせて頂きありがとうございます。

 全体的に今回の高山研修旅行は茶碗を作ったり、茶道の簡単な講習、飛騨高山の観光、おいしい食べ物…等々とても充実した旅行となりました。この計画をしている時は上手くできるのかな、と心配もありましたが振り返ってみると忘れられない思い出をつくることができたし、三日通してとても楽しかったです。


 今回の旅行を発案した先輩、作陶体験の時間をつくってくださった先生、茶の湯の森の見学の案内をしてくださった方、ホテルや電車の予約をしてくれた同級生全ての皆様に感謝いたします。

2015年10月2日金曜日

高山研修旅行 二日目

こんにちは、中村です。

 さて、高山研修旅行の続きです。二日目の朝は朝市へと行きました。高山の古い町並みには、「宮川朝市」があり、その時の野菜や果物、工芸品などを売っていました。
 朝から沢山の人が行き来していました。また朝市以外にも早くから開いている店もあり、それらの店や朝市で朝ご飯を済ませました。飛騨牛の肉まんや五平餅、みたらし団子などがあります。
昼頃になると飛騨地方のB級グルメのフェスティバル「味まつり」が開催されていました。飛騨の名産を使った美味しい食べ物が沢山あり、気付いたら満腹でした。
 その後は白川郷…ではなく飛騨の里へ行きました。飛騨の里とはこの地域の昔ながらの家である合掌造の集落を保存してある博物館です。歩いているだけで懐かしい感じがしていきました。高山と言えば、ここを寄らない訳に行きません。
 わざわざ白川郷まで行かずとも、田舎の雰囲気を楽しむことができます。ただ合掌造りの家を見て回るだけでなく、いろんな細工づくりの体験をしたり、田植えなどの季節のイベントも時期によっては見ることができます。

 飛騨の里の見学の後は「作陶体験」をしました。今回作ったものはお茶椀です。今回快く体験を引き受けてくださり、丁寧なご指導のもと作陶を教えてくださった先生、ありがとうございました。
 ちなみに作ったお茶椀には2種類あります。まず1つ目はお茶椀に模様を掘り、その溝に白い液状の土を流しながら全体を白く塗り、乾燥させて全体を軽く削る方法。2つ目は、最初に白い土を塗った後に模様を付ける方法です。
 終始丁寧なレクチャーを受けながら茶碗を削っていきました。しかしこの力加減が結構難しく、予想以上に時間がかかってしまいました。それでも皆で楽しみながら、少しどきどきしながら茶碗を作っていきました。そして最終的には皆それぞれ独特な模様を各々の茶碗に描いていました。
 模様が描かれた皆の茶碗は先生が焼き入れてくださいます。そして私たちのもとへ届くまで約二ヶ月かかるそうです。
 どんな茶碗になるか楽しみであり待ち遠しいです^^

さて、つづいて最終日である三日目です。