さて、高山研修旅行旅行最終日の話です。三日目は、茶道の研修として茶の湯の森を訪れました。
茶の湯の森に行くとまず和菓子と薄茶を頂きました。この時のお茶椀はそれぞれの人にそれぞれ造の異なっており、また特徴的な模様や形をしているお茶椀ばかりでしたので拝見が楽しかったです。また、ふつうの茶会が終わった後であったこともあり、今回のお招きで亭主や半東の振舞いや茶会の進行などを参考にすることできそうです。
お茶を一服頂戴した後は茶の湯の森のにある奥の茶室を見学しました。八畳台目ほどの茶室で、躙口が建物の中にありましたが、飛石や塵穴など、ふつう露地にあるものまで作られていました。茶室に入った後は簡単な作法や茶室・露地の用語など、茶道に関する様々なことを教えていただきました。個人的に印象に残った話は、茶道で学ぶことは日本の普段の生活における礼儀が多く占めており、かつては修道だったし、続けていく上で意味がある、ということです。いろんな話を聞いて、私も茶道もこれからも続けて行こうと思いました。
茶室見学の後は敷地内の美術館に行きました。この美術館の目玉は何といっても「玉虫の厨子」。飛鳥時代から現存する玉虫の厨子は長い年月を経て、かつての玉虫の羽を使った場所を中心に輝きが失われてしまいました。ここにある物はかつてどのような色合いだったのか、長い時間と多くの人を動員して製作した複製ですが、その大きさや輝きは圧巻です^^ここに写真は無いですが気になる方は是非訪れることをおすすめします。玉虫の厨子以外にも玉虫の羽を使った台子や茶碗、はたまた鳳凰の像など玉虫の羽を使用した様々な美術品にはただただ驚くばかりでした。
この後は昼食の後、多くの思い出と土産とともに電車で帰りました。三日目において私達の為にお茶席を設けさせて頂いたり、茶の湯の森の案内をしてくださった方々、とても貴重の体験をさせて頂きありがとうございます。
全体的に今回の高山研修旅行は茶碗を作ったり、茶道の簡単な講習、飛騨高山の観光、おいしい食べ物…等々とても充実した旅行となりました。この計画をしている時は上手くできるのかな、と心配もありましたが振り返ってみると忘れられない思い出をつくることができたし、三日通してとても楽しかったです。
今回の旅行を発案した先輩、作陶体験の時間をつくってくださった先生、茶の湯の森の見学の案内をしてくださった方、ホテルや電車の予約をしてくれた同級生全ての皆様に感謝いたします。
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