2017年8月23日水曜日

お香を楽しむ

こんにちは。中村です。

昨日、お稽古だったのですが「聞香」を行いました。↓のようなお道具を佐々木先生が持て来てくださいました。
実際に火を入れて行ったわけではなく、その所作を教えていただきました。先生方曰く、お香を聞くお茶会もあるとのことですが、やはりそれは少ないそうです。ですが教養としては習得することが望ましいわけですから、皆で楽しみながらお稽古をしました。余談ですが普段は炭点前の時に炉や風炉に入れる香は、聞香がある時は炭と一緒に入れないとのことです。

お香の香りというのは心を落ち着かせる作用があります。それが何時しか教養と結びついて香りを楽しむ「聞香」になったのであろうと個人的に解釈しています。また、香りというのはその空間を浄化させる、という効果もあります。故に炭点前において最後にお香を炉・風炉に入れ、その香りを持ってその茶室にいる人を落ち着かせ、心地よい雰囲気にし、茶室内をも浄化するのでしょう。まさに四則の「清」ですね。

茶道をやっていると焼き物や塗り物だけでなく、禅や季節感、お香、お花、場合によっては能楽など沢山の知識が必要とされるとともに、それらを同時に学べるということを改めて感じさせられた時間でした。

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