2015年11月18日水曜日

世界のお茶会がありあました

こんにちは、中村です。

 先週の金曜日、私たちの大学で「世界のお茶会」が催されました。

 世界の茶会とは、私たちの大学で毎年催されているフェスティバルであり、学内の留学生がそれぞれの国のお茶やお菓子を来てくれる方に無料で味わってもらうという国際交流です。私達の大学は留学生が多く、マレーシア、ベトナム、トルコ…等多くの国のブースがありました。そのため、いろんなお茶を楽しむことができました。
 勿論、私達はこのお茶会では「日本代表」として、参加させていただいています^^;
 袴を着た部員が盆略で抹茶を点て、来てくれる方にお菓子とともに提供していました。そして開始と同時に多くの方が日本ブースに来てくださったのでブースの回転がとても速く、忙しかった印象がありあます。日本人で抹茶を飲みに来る人も非常に多かったのですが、やはり「抹茶」は外国人から見たら興味深いものである為か、抹茶を飲みに来る留学生も多かったです。さらに、お茶の飲み方を知らない人ばかりなので、教えてあげると「何故茶碗を回すのか」等と興味津々に尋ねてくる留学生もいました。ほとんどの留学生は抹茶を「美味しい」と言って飲んでくれたのはうれしかったです。
 会場は、ずっと参加者でいっぱいでした。
 さて、世界のお茶会の会場にはステージがあり、Jazz部やアカペラ部などの学内サークルや留学生の各国のグループがそれぞれのダンスや音楽を披露していました。この写真はマレーシアのダンスです。マレーシア人はマレー系、中華系、インド系の三つの民族で構成されており、各民族のダンスと音楽を見ること出来ました。また、友達のマレーシア人も踊っていましたが上手でクールでした^^
 ちなみに学内の留学生ではマレーシア人が一番多かったりします。
 これはマレーシアのお茶「テータリック(Teh Tarik)」です。お茶にコンデンスミルクが入った、所謂マレーシア風のミルクティーです。二つのカップを使って高いところからお茶を注ぎ合って混ぜていきます。ある意味ではパフォーマンスですよね。そういった動作は、恐らく「茶道」のお点前に通じるものがあるのでは無いでしょうか。
 他の国のお茶とは違い、すごく甘く、それでいてさっぱりしているという、個人的には結構たまらない味です。本当に美味しいのでお勧めしたいし、また飲みたいと思いました。

 会場は終始賑やかで楽しかったです。また、いろんな人に私達の抹茶を飲んでいただいてうれしかったです。
 各国のブースを見てみるとそれぞれの国で、それぞれ異なるお茶の種類や飲み方があることに気付きました。そういうのを見ると「お茶を飲む」、「お茶を楽しむ」という文化は古今東西どの国にでもある、ということを知ることになります。その上で「じゃあ日本の茶道とは何ぞや」ということをお茶会の後に考えさせられるフェスティバルでした。これからも茶道のお稽古に励もうと考えていますが、たまには世界のお茶文化と日本の茶道の違い、なんてことも考えてみたいものですね。

2015年11月17日火曜日

今年も炉開きを行いました

    こんにちは、今回初めてブログを投稿させていただく駒津です。

    投稿が遅くなってしまいましたが、11月6日に炉開きを行いました。私は今年の春におちゃのかいに入部しました。それからずっと風炉でのお点前をしてきました。なので炉でのお点前がどんなものなのかとても楽しみにしていました。まずはじめに、みんなでぜんざいと小さく刻んだお漬物、柿をいただきました。このときにお箸の作法などを先生方に教えていただきました。例えば、自分が口をつけた部分を直接お盆につけないように置くことや、食べ終わったあとに全員でお盆の中にお箸をカタンと落とすことです。そのあとはみんなで稽古として薄茶をいただきました。

    また、先日の稽古で私は初めて炉でのお点前を教えていただきました。いままでとは座る向き、道具の位置など変わってしまう点がいくつかあって、少々戸惑ってしまいました。しかし、落ち着いてみるとそれぞれの手順はいままでと同じ、つまり、基本は変わらないということに気がつきました。なので、これからの稽古も真剣に取り組み、風炉との違いをしっかり理解していきたいと思います。
   それから、材料を調達してくださった方々、白玉を作ってくださった方々、そしていつもお世話になっている先生方にとても感謝しています。ありがとうございました。
 

2015年11月8日日曜日

光る釜敷

8月末から10月初頭にかけて就活が終わって、学会も終わって、ふつうの茶会、高山旅行、淡交会の東海地区大会と大きなイベントも無事終えることができて、久しぶりに時間ができたのでブログを書いている。
私が家で普段使うPCにはマイクロソフトのオフィスが入っていないため申し訳程度の日本語変換しかしてくれない。先ほどから何度ブログと打っても部ログとしか変換されない。
部のログ(log :記録)だから間違ってなくはないけど、やっぱり違う。騙されてはいけない。

 さて、10月3日、4日に浜松市のアクトシティ浜松で第49回淡交会東海地区大会が行われ、技科大からは6人が参加した。
しかし、今回はあまり知り合いを増やすことはできなかった。それでも今回の高山旅行(これを合宿と言い張る人もいるけど、楽しむことに重点を置いているので旅行である)でお世話になった方々に挨拶することができた。ご多忙な中作陶体験を引き受けてくださった飛騨青年部の部長や東海地区ブロック幹事、間を取り持ってくださった三河青年部の副部長さん、監事さんなど、多くの方の手助けによって成り立っていたことを忘れてはならない。

新しいつながりというのはあまりなかったものの、青年部が主体のブロック席には20の各青年部の特色の現れた席が設けられた。

 前置きはこの辺にして、本題へ。
 今回の地区大会では技科大などの学生がしつらえた学生席が設けられた。ここではお盆、茶杓、風呂敷、釜敷、結界などを技科大生が作ってきた。そのうち、私は釜敷を作ってきたっものの、どうなっているかうまく説明できなかったのでここに記しておく。

 今回作った釜敷には赤色LEDが5個と、橙色LEDが1個ついている。(地区大会1日目の時点では赤色3個のみ)また、湯の音を鳴らすためにスピーカがついている。電源には単4のアルカリ乾電池を2本もしくはニッケル水素電池を3本使うことにした。
 ところで、皆様は1/f揺らぎというのをお聞きになったことはあるだろうか。風に揺れるろうそくやさざ波などのエネルギーは周波数に反比例する。(下のグラフは横軸、縦軸ともに対数 出典: Wikipedia)

1/fゆらぎは低周波側のエネルギーが大きく、高周波のエネルギーが小さいためピンクノイズとも呼ばれる。釜の松風もこれに近かったため、ピンクノイズを作ってLEDを光らせ、スピーカを鳴らせば実現できる。これらの制御にはマイクロコントローラ(マイコン)という小さなコンピュータを使っている。

2015年11月7日土曜日

豊川市民茶会と愛知大学文化祭

 こんにちは。成瀬です。
 昨日豊川市民茶会と愛知大学文化祭に行ってきました。
毎年文化の日に開催されるこの2つのお茶会に私は今年で3年連続で足を運んでいます。
 ではまず豊川市民茶会の方から。
豊川に限らず市民茶会は他流派のお点前を見られるので私は裏千家以外の流派の席に入るようにしています。 今年は宗偏吉田流と煎茶薫風流の席に入りました。宗偏吉田流の席は亭主から一番遠い位置に座ったので残念ながらあまりお点前を見ることができませんでした。一方で煎茶薫風流の席は詰めの方に座ったのでお点前をしっかり見ることができました。煎茶はお菓子をいただく前といただいた後の2回お茶が出されます。一杯目は38℃ほどのぬるい温度で入れることで甘さを引き出し、二杯目はもう少しお湯を熱くし苦みを出すそうで味が同じお茶とは思えないほどでした。その味の違いに驚いていると半東の方が本来は一杯目で甘さ、二杯目で渋さ、三杯目で苦さを引き出す「甘渋苦(かんじゅうく)」という形でやると教えて下さいました。とても勉強になりました。m(__)m

  豊川市民茶会のあとに愛知大学文化祭のお茶席にお邪魔させていただきました。愛知大学さんのお茶会は毎年河口先生の珍しいお道具を見させていただけます。今年も大宗匠のお顔が書かれた棗や大宗匠のお姉さまが書かれた扇面などを拝見させていただきました。その中でも一番目を引かれたのがこちら
これは「利休黒角」という水差しだそうです。この幾何学的な形は理系男子の我々技科大生の心を一瞬で掴みました(笑。
 以上今年も文化の日に日本文化にどっぷり浸かった成瀬でした。

2015年11月2日月曜日

のきび茶会へ行きました

こんにちは、中村です。

 日曜日に名古屋大学茶道部さんが主催の「のきび茶会」に参加するために名古屋まで行きました。茶道部に入っていろんな茶会やイベントに参加してきましたが、この茶会は個人的に初めてであったのでとても楽しみでした。勿論一人で行ってきたわけではなく先輩二人と同級生一人の合わせて四人で行ってきました。

 催された場所は名古屋で一番大きいお社「熱田神宮」。初詣で訪れたことは多々あれどそれ以外の目的で来たのは初めてです。早めに行って境内を散策しようとの先輩からの提案を受け、茶席に入るまで散策をしました。
熱田神宮の創祀は約2000年前に日本武尊の死を偲んだ妃宮簀媛尊が尾張氏の祭場であったこの地にお祀りしたのが初めてだとされています。それから織田信長が桶狭間の戦いの戦勝祈願を行ったり、また各尾張藩主との交流を持ったとされています。
 この日は七五三の時期であり、小さい子どもを連れた家族をよく見かけました。その上この日は「熱田講社秋季大祭」の日であり、そのような大きな祭事があるためか人が沢山いてすごいなあと驚きました。それに大祭はそうそう見れるものでもないため、新鮮でした。
 茶席に入る時間が迫って来たので、のきび茶会が催される境内の千秋閣という場所に向かいました。ここのお庭には勾玉池があり実際に勾玉の形をしていて興味深かったです。庭園自体も趣があり、また、結婚式でも使われることがあるためか、全体的に美しく、また神秘的でした。

 訪れた千秋閣池のすぐそばにある立派な茶室でした。席入りすると茶室内は静寂でありながら、外から水の流れる音を聞くことができ、とても心地よかったです。茶室は八畳でそれ自体の形や雰囲気は落ち着いたものでありながら、スポットライトみたいな電灯が茶室を照らしていたため、茶室が明るい雰囲気に感じました。お点前は松尾流で、とても優雅に感じました。
 和菓子は「秋香」という秋らしい銘が付いていて、口当たりの良い甘さでとても美味しいお菓子でした。しかもこの茶会で出された和菓子、なんと名古屋大学茶道部さんの「お手製」。私は驚きを隠せなかったです。茶会を催す時に有名店で注文する自分たちとしてはただただ関心するばかりです。
 このような素晴らしい場所で、素晴らしい茶会を催して頂きありがとうございます。

 また、熱田神宮に訪れても普段行くことない茶室やその他の場所に行くことができて興味深かったし、楽しい思い出を作ることができて楽しかったです。