昨日豊川市民茶会と愛知大学文化祭に行ってきました。
毎年文化の日に開催されるこの2つのお茶会に私は今年で3年連続で足を運んでいます。
ではまず豊川市民茶会の方から。
豊川に限らず市民茶会は他流派のお点前を見られるので私は裏千家以外の流派の席に入るようにしています。 今年は宗偏吉田流と煎茶薫風流の席に入りました。宗偏吉田流の席は亭主から一番遠い位置に座ったので残念ながらあまりお点前を見ることができませんでした。一方で煎茶薫風流の席は詰めの方に座ったのでお点前をしっかり見ることができました。煎茶はお菓子をいただく前といただいた後の2回お茶が出されます。一杯目は38℃ほどのぬるい温度で入れることで甘さを引き出し、二杯目はもう少しお湯を熱くし苦みを出すそうで味が同じお茶とは思えないほどでした。その味の違いに驚いていると半東の方が本来は一杯目で甘さ、二杯目で渋さ、三杯目で苦さを引き出す「甘渋苦(かんじゅうく)」という形でやると教えて下さいました。とても勉強になりました。m(__)m
豊川市民茶会のあとに愛知大学文化祭のお茶席にお邪魔させていただきました。愛知大学さんのお茶会は毎年河口先生の珍しいお道具を見させていただけます。今年も大宗匠のお顔が書かれた棗や大宗匠のお姉さまが書かれた扇面などを拝見させていただきました。その中でも一番目を引かれたのがこちら
これは「利休黒角」という水差しだそうです。この幾何学的な形は理系男子の我々技科大生の心を一瞬で掴みました(笑。
以上今年も文化の日に日本文化にどっぷり浸かった成瀬でした。
1 件のコメント:
いつも楽しみに読ませてもらっております。
毎度、目の付け所が違うなと感心しております。
その中で、少し気になったのですが、「大宗匠のお顔が書かれた棗」とありますが、正しくは「大宗匠の花押が書かれた棗」ではありませんか?
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