2017年12月17日日曜日

畳の張替えがありました

こんにちは。中村です。

先日金曜日、畳の張替えが終わりました。先週は下の写真のようになっていました。
こんな感じで古い畳を取り除き・・・
そして新しくなりました(多分裏返しただけ・・・)。
緑色のい草が出てきていい香り!リフレッシュな気分でお稽古に取り組みました。張替え後最初のお稽古はまさかの「茶入荘」。茶道部が出来た時に購入したという瀬戸の肩衝(仕覆は下妻緞子)を使いました。そういった由緒のある道具を使い、新たな一歩を踏み出すような感じにしたかったからです。新入生や小習未経験者が大半を占めていた稽古場で、荘物のお稽古が出来たことは私としては勉強になり、その他の部員としては茶道に対して世界が広がったのではないかと感じています。小習は平点前の応用であると共に上のお点前に繋がる重要な習い事であると思います。沢山の部員がより茶道に興味を持って取り組んでくれたら嬉しいです。

さて、金曜日は和菓子作りが得意な部員が練り切りを持ってきてくれました。
クリスマスのリースをイメージしているので銘は「聖夜」になりました。そういえば裏千家学園の外国人研修コースではクリスマス茶会が行われたそうですね。以前とは異なった趣向の茶会を催すのは留学生ならではというか、とてもモダンというかそんな感じがしました。ちなみに上記のお菓子は美味しかったです。作ってくれた我々の部の「菓匠」に感謝申し上げたいと思います。

2017年11月8日水曜日

第36回さわらび文化祭

炉開きと続けての投稿になります。
少し前になりますが、11月3日に豊橋技術科学大学のお隣である福祉村にて行われました「第36回さわらび文化祭」に参加させていただきました。


私たちは抹茶コーナーにてお茶とおぜんぜいを振る舞わせていただきました。
10時半から15時までの間、沢山の方にお越しいただきました。ありがとうございました。


さわらび文化祭でお茶席を設けるのは初めての試みであったようで、施設の方と何度も打ち合わせを行ってきました。始まるまではどのようなお茶席になるのか少し不安だったのですが、このような良い形で終われたこと、本当に嬉しく思います。
福祉村職員の方はもちろんのこと、当日抹茶コーナーを手伝ってくださった福祉村入居者様方、当日お越しくださったお客様方、また休日にもかかわらず手伝いに来てくださった先生方に心から感謝申し上げます。さわらび文化祭を機に、今後福祉村とおちゃのかいの交流が続いていけばと願っております。

文化祭終了後、余ったおぜんざいを部員でいただきました。
幅広い年代の方々にお茶を振る舞うこと、またお話をすることができた今回の文化祭は、部員にとっても、心に残るとてもよい思い出となりました。

3年 川上

2017年11月7日火曜日

炉開き

日ごとに寒くなり、本格的に冬の訪れを感じられる今日この頃
皆様方におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

立冬の本日、茶道部では炉開きを行いました。


炉開きとは、冬になって初めて囲炉裏または茶事の炉を開いて用いることであり、先日まで用いていた風炉に代わり、今度からのお稽古には写真ような炉を用いることになります。

今年度は新入部員が多く、炉開きも初体験の方がほとんどでした。
入室時は皆緊張した面持ちでしたが、美味しいおぜんざいに部員一同表情が綻びました。




新入部員にとっては、やっと慣れてきた風炉でのお稽古から、炉を用いたお稽古が始まります。また一からとなりますが、一同一丸となってお稽古に励む所存です。

末筆ながら、寒さが厳しくなって参りましたので、お風邪など召されませんよう皆様どうぞご自愛ください。                           3年 川上

2017年10月29日日曜日

技科大祭2017

はじめまして、新入生のB3増井です。
投稿が遅れてしまい申し訳ありません。

今年の技科大祭は、10月7日(土)及び8日(日)に開催されました。私達おちゃのかいはコモンズで呈茶をさせて頂きました。今年も部員の友達や親族、愛知大学の茶道部の方など多くの方々に来ていただきました。ありがとうございました。

今回のお菓子は、1日目には菊の寿を用意しました。下が羊羹、上が軽羹となっていました。

2日目は唐錦を用意しました。茶巾絞りでした。

お点前と半東です。新入生は、緊張した面持ちでしたが、精一杯頑張ってくれました。先輩方には、水屋や受付を協力して下さり、スムーズに進めることができました。
私は茶道部としては初めての技科大祭で、わからないことだらけでしたが、先輩方がサポートして頂き、無事に終わることができて本当に良かったです。

今回は初めてお点前をした新入生にコメントをもらいました。

小松さん
人前でお点前をするのはこれで3回目ですが、御園棚でのお点前は初めてでした。今までの盆略点前にはない柄杓を用いるので、より複雑なものでしたが練習を重ねようやくできるようになりました。まだ足りないという点は多くありますがそれ以上に大きな自信を得ることができ、今後も稽古を頑張ろうという気持ちがさらに大きくなりました。

清水さん
御園棚でお点前をさせていただいたこの技科大祭は、私達新入生にとって非常に良い経験になりました。TUT EXPOやオープンキャンパスでさせていただいた盆略点前と違い、柄杓を扱う今回のお点前は覚えるのに苦労しました。茶道を始めて半年になりますが、この経験をこれからの稽古にも活かしていきたいと思います。

馬場さん
お点前をする時は緊張しましたが、問題なく進められて、嬉しかったです。なかなか出来ない体験が出来て、良かったです。

奥原さん
練習回数が少なかったため、不安に思う事も何度もありましたが、先生や先輩に熱心にご指導いただき、大きな失敗をすることなく、無事に終わりを迎えることができました。しかし、まだまだ未熟な面が多々あると思われるので、今回の経験を糧に、日々稽古に励み、精進していきたいと思います。

自分
私は、技科大祭に向けて練習回数が少なく、柄杓を使用するお点前は、本番まで間に合わないと少し諦めていました。しかし、先生や先輩が親身になって教えて頂いたおかげで本番までにできるようになりました。いざ本番になると緊張してお点前の順番が入れ替わっていたこともありました。今後は、人前でも緊張せず堂々とお点前をできるように頑張っていきたいです。

2017年10月28日土曜日

ふつうの茶会

こんにちは、中村です。

9月23日土曜日に第26回ふつうの茶会を催しました。今回は雨に見舞われてしまい、例年よりお客様が少なかったですが、普段忙しくて参加できなかった加藤先生がいらっっしゃったり、傘寿祝いの際に来てくださったOBの方もいらっしゃって大変良いお茶会であったと思います。
さて、今回の茶会は「技科大らしさ」を取り入れたものとなっていました。

まずは風炉。今回この灰方をやってくれたのは学内で助教をしている部員の方です。今までは先生にやってもらいまた。しかし今回はこの方が2か月程灰方の練習を続け、そして茶会で披露してくれたことで、継続的な実行やものづくりに通じるものとなりました。また、多くのお客様が「灰方がきれいにできている」と絶賛をしてくださいました。これからも部員で灰方ができるように頑張りたいです。

続いては数茶碗。今年の5月に茶碗作り体験をしたことをこのブログで書きました。実はこの時に使ったお茶碗をふつうの茶会で使うという目的も兼ねていたのです。そのため、体験に参加をし、ふつうの茶会に参加する部員のお茶碗を茶会で使うことができました。鉢型や升型など、個性豊かなお茶碗が勢ぞろいし、茶会内でも目を引く存在となりました。
(勿論、手前が部員で作った楽茶碗です)

その他の道具としても本席の軸「歩々起清風」や蓋置「夜学」など、技科大生の頑張っている姿や努力などをイメージして取り揃えられていたように感じました。

今回初めて来てくださった加藤隆生先生、毎年来てくださるOBの方や先生方、その他お越しくださった方々、大変ありがとうございます。これからも部員一同頑張っていくので宜しくお願いします。

2017年9月3日日曜日

オープンキャンパス2017

 皆さんはじめまして。新入部員のB3清水です。

 8月26日に技科大のオープンキャンパスが開催されました。我々おちゃのかいでは、来てくださったお客様にお茶とお菓子を出させていただきました。
先輩方には裏方で水屋をしていただき、新入生が盆略点前をしてお茶を差し上げました。午前中から多くのお客様が来てくださり、昼過ぎまでには満席状態が続くほどの大盛況となりました。
 TUT EXPOの時も新入生が中心となって盆略点前をしましたが、7月中旬からテスト期間に入り、その後は夏季休業に入ったので、人前でお点前をするのはかれこれ1ヶ月・・・。盆略点前ではありましたが、緊張したということもあったし、うまくできなかった部分があったと思います。それでも、お茶やお菓子を食べておいしいと言ってくれるお客様が沢山いて、改めて茶道の楽しさを感じた1日でもありました。

 9月23日には三の丸会館でふつうの茶会、それが終わればすぐに技科大祭があります。私は茶道の知識もお点前の腕もまだまだ未熟なので、これからも日々の稽古や茶道の勉強に励みたいと思います。

2017年8月27日日曜日

楽茶碗が完成!

こんにちは。中村です。

先日、お茶碗作り体験で部員で作ったお茶碗が届きました。なのでお稽古来ていた部員でお茶碗を見て楽しむことにしました。
それぞれ赤、白、飴色の釉薬がかかったお茶碗達。写真の右下の茶碗は4年前に作った飴釉の楽茶碗で右上は今回部員が作った飴釉の楽茶碗。薬の配合を変えているのでしょうか。同じ飴色でも全く異なる色合いになりました。また、白色の釉薬ですが、今回大変艶やかな仕上がりに、赤楽はクールな感じでした。その他にも高橋先生作の茶碗や他の部員が作った枡形の茶碗など、個性的なお茶碗がありました。
お茶碗は使って育てていくものであると加藤先生がおっっしゃっておりました。だからこそ、出来上がったお茶碗をどんどん使っていこうと思いました。



2017年8月23日水曜日

お香を楽しむ

こんにちは。中村です。

昨日、お稽古だったのですが「聞香」を行いました。↓のようなお道具を佐々木先生が持て来てくださいました。
実際に火を入れて行ったわけではなく、その所作を教えていただきました。先生方曰く、お香を聞くお茶会もあるとのことですが、やはりそれは少ないそうです。ですが教養としては習得することが望ましいわけですから、皆で楽しみながらお稽古をしました。余談ですが普段は炭点前の時に炉や風炉に入れる香は、聞香がある時は炭と一緒に入れないとのことです。

お香の香りというのは心を落ち着かせる作用があります。それが何時しか教養と結びついて香りを楽しむ「聞香」になったのであろうと個人的に解釈しています。また、香りというのはその空間を浄化させる、という効果もあります。故に炭点前において最後にお香を炉・風炉に入れ、その香りを持ってその茶室にいる人を落ち着かせ、心地よい雰囲気にし、茶室内をも浄化するのでしょう。まさに四則の「清」ですね。

茶道をやっていると焼き物や塗り物だけでなく、禅や季節感、お香、お花、場合によっては能楽など沢山の知識が必要とされるとともに、それらを同時に学べるということを改めて感じさせられた時間でした。

紫親茶会に行きました

こんにちは。中村です。
お盆休み前ですが、第二回柴親茶会に行きました。この茶会は名古屋の四つ大学の茶道部の団体である「紫親会」が催す茶会なのです。
今回は当日参加も可能な大寄せの茶会になっていたので、愛大生や青年部で仲良くなった友人とも行こうと彼らを誘ってみたのですが悉く断られるという・・・仕方がない、お盆の時期ですから。でも学内の部員の4年生が一人と新入生が一人が一緒に来てくれたので良かったです。

場所は鶴舞公園内の茶室である「百華庵」です。ちなみに去年みたいに公園内で動き回る某トレーナーは少なかったです。柴親会の皆様は今回も浴衣を着ていたので涼しげ良かったです。
内容としては薄茶一服。水饅頭のお菓子が口辺り良くひんやりして美味しかったです。お道具の方もいくつか拝見し、その中でも気になったのは染付の水指でした。染付って基本青いですからさわやかな雰囲気ですが、興味深かったのはその塗り蓋です。割蓋なのですが金具がついておらず、半分だけ開けてもう半分の蓋に乗せるという扱いで興味深かったです。全体的な趣向も「涼」そのもので十分楽しめました。
今回は新入生も来てくれたということでコメントを聞いてみると、普段できない体験ができて良かったとのこと。そう、お茶会は普段体験できないことが出来たり見たことないお道具に会えたりする機会ですよね。そんなことも兼ねて、私は他の部員にももっとお茶会に行ってもらいたいなあと思いました。

2017年7月30日日曜日

傘寿お祝いwith後日談

こんにちは。中村です。

更新がだいぶ遅くなってしまいました。

さて、今月毎週お稽古の指導をしてくださる高橋宗公先生が傘寿(80歳)を迎えられたということで、8日にそのお祝いの茶事を行いました。この茶事は現部員だけでなく、多くのOBの方にも来ていただきました。
基本的には2年目以降の部員ともう一人の先生である佐々木先生が亭主として高橋先生とOBの方をお客様として迎えたわけですが、OBの中でよくお茶をやってらっしゃる方がおり、最初の炭点前はその方がやってくださりました。私は終始水屋にいたので炭点前が見られなかったのが残念・・・というのがちょっと心にありました(笑)
私は最後の薄茶で半東を任されていたいたのですが、やっぱり緊張しました。お茶会にはよく行く方なのですが、いざ半東として座ってみると、何をどこまで喋っていいのかわからなくなる・・・で、どこまで沈黙が許されるかもわからなくなる(薄茶はもっと喋りなさい、と以前別の場所で言われたことがあります)、その他にもお茶を初めて5年ではまさに「まるで成長していない・・・」といえることが多くあり、個人的には反省することが多かったように感じました。全体的には去年のふつうの茶会などと比べたらスムーズだったと思います。
終わった後は何度もお会いしているOBの方、或いは何年振りであろうOBの方とも会話が出来て、とても嬉しかったです。また会える日を楽しみにしております。
この傘寿の祝いが滞りなく催すことが出来たのは最後まで佐々木先生が計画の大部分を手助けして頂いたこと、また高橋先生も亭主や一部始終の挨拶をする部長に対してご指導を最後までして頂けたことが理由だと思います。何より感謝の意を捧げたいと思います。また改めまして、高橋先生傘寿になられまして、おめでとうございます。
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後日談
(上の写真は今回の祝いで使った唐銅の道安風炉です)
傘寿祝い後の火曜日のお稽古、研究の方もありましたからちょっと遅れて稽古場に来ると灰が空の上と同じ風炉が置いてありました。それは高橋が所持しているものだったのですが、部にある灰を入れつつ「灰型の本もありますから練習してみたら」との言葉のまま、やり方を少し教えてもらって灰型の練習を稽古場の隅っこでやるとこれが中々ハマる・・・他の部員も灰型を作って遊んでいました。中には凄く上手に作ってしまう人も・・・なんだか凝ってしまって楽しかったです。
でも1つ疑問が・・・それはどうやって持ってきたか。佐々木先生と聞いてみると高橋先生自ら抱えて、しかもそのまま階段も登って持ってきてくださったという。佐々木先生も僕も唖然でした。80歳とは思えないほど元気でパワフルな先生だなあ(^^;と改めて実感した時でした。
暫くこの道安風炉は風呂敷に包んで部室に置いてあるのでいつでも灰型の練習ができます。盆明け、お稽古が再開したらまた灰型をやってみようかなと思いました。

2017年7月14日金曜日

TUT EXPO 2017

 はじめまして、新入生のB3小松です。
 6月30日に恒例のTUT EXPOが開催されました。これは本学に多く在籍している留学生たちが自分の国のお茶やお菓子をふるまい、国際交流をするという企画です。その中で、我々おちゃのかいも日本代表として参加しました。
このTUT EXPOは私を含めた新入生にとって初めてお客様の前でお点前をする、言わばデビュー戦でした。入学から数か月、お稽古を続けてきて、ようやく盆略点前が形になってきたというところだったので当日は非常に緊張しました。実際にやってみると手順が飛んだりしてなかなかうまくできず、まだまだお稽古が足りないなと感じました。しかし実際にお客様のためにお茶を点て、飲んでもらっておいしいと言ってくれた時はとても嬉しく、茶道の楽しさがさらにわかったような気がします。
 お客様の中には飲み方の作法を教えてほしいという人もいて、留学生の人たちにも茶道を知っても楽いい機会になりました。また、ほかの国のブースも回り、個性的でおいしいお茶がたくさん飲めました。ラストは会場全体でWe Are The Worldを合唱し、最後まで大盛り上がりでした。
 私の茶道はまだ始まったばかりなので、先輩方のようなお点前が出来るよう、さらに熱心に取り組みたいです。

2017年6月2日金曜日

お茶碗作り体験

皆様こんにちは。修士1年の和田です。
先日、安加比古窯に楽茶碗を作りに行ってきました。私は4年前にお茶碗を作ったことがあり、再び加藤隆生先生の所でお茶碗作り体験ができるこの日を楽しみにしていました。

お茶碗作りをする建物に入ると周りにはお茶碗や干支香合、花入れなど加藤隆生先生の作品が展示されており、お道具を拝見させていただきました。加藤隆生先生の楽茶碗の説明を聞いた後、お茶碗を作り始めました。周りに飾ってあるお茶碗の形を参考にしつつ、自分が作りたいお茶碗を思い浮かべながら手で土をお茶碗の形にしていきました。


お茶碗の形を作って乾燥させている間、和室とお道具をお借りしてお稽古をしました。お稽古の後、お茶碗が乾燥するまでまだ時間がかかるため、私は水屋にあるお茶碗を拝見したり和室から見える庭を眺めたりして過ごしました。普段、他の場所の茶室や水屋をよく眺めることは中々できないため、見ることができたのは大変良かったです。


しばらく乾燥させた後、今度はお茶碗を削って高台を作る作業をしました。乾燥させたお茶碗を削って高台を作るのは思っていた以上に力が必要で大変でしたが自分が作りたいと思っていたお茶碗を作る事ができました。皆それぞれお茶碗の形もお茶碗の銘も違っていて、個性のあるお茶碗を作っていました。お茶碗が焼き上がりこちらに届く時が楽しみです。
お茶碗には作った人の性格などか表れると思うので、皆のお茶碗を拝見する時にはどのようなことを思ってこのお茶碗を作ったのか考えながら拝見したいなと思います。お茶碗は使っていくことで表情を変えていくそうなのでお茶碗が届いた後も大事に使っていき、完成に近づけていきたいと思います。


今年も私達おちゃのかいのお茶碗作り体験を引き受けてくださった加藤隆生先生、ありがとうございました。再び貴重な体験をさせていただきましたこと心から感謝いたします。

2017年5月18日木曜日

太陽と子供のまつり!

こんにちは、中村です。

今年も三河青年部が参加している、高師緑地公園で催される「太陽と子供のまつり」に参加しました。
去年は筆の作製もやっていたのですが今年は通常行っているお抹茶体験+石臼引き体験をしました。また、今年から愛大生の方も参加することとなり、愛大生とも交流しました。こちらの新入生も沢山参加してくれたので大学生が多いブースに・・・その中でも2番目に年上でしたけども(^^;、まあ以前から交流のあった方もいたし、お話は弾みますね。
しかし、技科大生も愛大生もシャイな人が多いことに気づいた僕+愛大3,4年生。積極的に交流させようとしてました。
とは言うものの、ちゃんと業務はこなしていたのですよ!↓
まあでもなんだかんだ双方の大学生がちゃんとコミュニケーションとっていた(?)ようには見えました(^^;学生同士はもっと交流していきたいですね。

さて、今年もこのイベントに沢山のお客様がいらっしゃり、抹茶を点てたり石臼を引いたりしてくださいました。ありがとうございました。

五月の六日会

お久しぶりです。中村です。
学部を卒業し、とうとう修士1年生になってしまいました。おちゃのかいにいるのも5年目ですっかり最年長ですが、まだまだ至らぬことも多いわけではあります(^^;これからも頑張っていきます。

さて、5月6日に三の丸会館の「六日会」に出席しました。
この時期は「端午の節句」だったわけですが、お茶会自体は初夏っぽさがでていました。また、色絵の道具が多く、香合も冠であり、全体的に王朝文化を感じさせる明るいお茶席でさわやかな雰囲気でした。また、その時のご正客であった先生もとても明るい方で終始和やかなお茶会で非常に心地よい時間を楽しむことができました。
 また、使われていた棚が「吉野棚」であり、数か月前に使ったことがある自分としてはまた拝見できてちょっと嬉しかったです。実は棚の中でも僕が好きなものでもあります(笑)今回の吉野棚は勝手付側が障子でありましたが、夏には葭戸になるのが面白いですよね。

また機会があれば他の月の六日会にも行きたいです(^^

2017年4月23日日曜日

準備のこと

こんにちは。修士1年の中神です。進学が危ぶまれた私ですが、無事進学することができました。最短2年最長10年、大学院という名の新たな修行の始まりです。というわけで、今回は初心に帰って「準備」について書こうと思います。

私はお稽古の準備には少し悲しい思い出があります。一昨年、お稽古の準備をしていたのが私だけだった時期がありました。他の部員は講義や実験、課題などで準備に参加できず、私1人で準備をしていました。1人ぼっちで準備をしているとき、私の次に和室にいらっしゃるのが先生であることがよくありました。先生は準備ができていない和室を一目見ると、すぐに準備を手伝ってくださりました。そのとき私は“自分たちが使うものを他人に準備させるのはいかなるものか。それも、教えてくださる先生に準備を手伝わせるのは、先生に対して失礼ではないのか。”と思いました。このことを他の部員に話したところ、なんとか時間を作って準備に参加してくださる部員が増え、ひとまず、先生がいらっしゃる前に準備を終えることができるようになりました。……と、少し昔話をしましたが、何が悲しかったかというと、“準備に参加したくないが故に準備に参加しない。けれども、自分がやりたいお稽古には参加する人”がいたことです。本人にはまだ何も言っていませんが、言われる前に気付いてほしいなぁと思うところです。

さて、準備に参加する利点を少しだけ書きますと、“他人よりも多くお道具を扱うことができる”ということがあります。1回のお稽古で、お道具に触れていられる時間は、ほとんどの部員がお点前1回分です。少し落ち着いて周りを見ればすぐにわかることですが、お道具に触れている時間は長いように見えて結構短いのです。その短い時間の中で上手なお点前をしようとお稽古をしているのですが、上手にお点前をするためには、正しくお道具を扱う必要があります。そして、お道具を正しく扱うためには、扱い方の練習をしなければなりません。その練習ができるときが、準備のときなのです。準備というのは、思う存分お道具に触れることできる時間(お稽古が始まるまでという時間的制約はありますが)なのです。この準備の時間を上手に使ってほしいなと思います。

準備をすることの利点をもう一つ挙げるならば、“その日、どのお稽古をするかを決めることができる”ということでしょうか。例えば、扱ってみたいお道具や教えてもらいたいお点前があるとき、そのお道具さえ準備しておけば、その日はそのお点前を教わることができます。これはある意味、準備に参加する人の特権なのかもしれません。そう考えると、準備もまったくのタダ働きではないと思います。とは言え、そこに何かしらの価値を見出せるかどうかは、その人次第といったところでしょう。

もっと踏み込んだ話をすると、準備を通して、また、お道具の扱い方を通して、“體の使い方を学ぶ”という話があるのですが、この話だけでブログがもう一つ書ける気がするので、また別の機会にしましょう。ともあれ、準備から一つでも多くのことを学び、自分のものにして頂けたらと思います。せっかくやるのだから、自分のものにしないともったいないと思うのは、私だけでしょうか。

中神(準備の参加者が増えますように)

2017年4月6日木曜日

新入部員募集中!

こんにちは!B4の高筒です。

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。みなさんどのサークルに入るか迷ってませんか?私たちおちゃのかいでは新入部員を募集しています。新入生はもちろん、すでに在学中の方々も大歓迎です。おちゃのかいは次のように活動しているので、気になった方は気軽に見学へ来てください!

流派:裏千家茶道
日時:毎週火、金曜日
        18:00〜21:00
場所:コモンズ2階 和室

なお、4月11日(火)、14日(金)は教科書販売等の都合により会場と時間を変更してお稽古を行います。

 
〈11日〉ひばりラウンジにて18:00〜19:00
〈14日〉ひばりラウンジにて18:00〜19:00

11日、14日のお稽古では新入生のためにお茶会を催しますので、ぜひお越しください。また、もっと詳しく知りたいという方はおちゃのかいのホームページをご覧ください。

おちゃのかい ホームページ
ochanokai.tyanoyu.net

2017年3月11日土曜日

鶴聴茶会に行ってまいりました.


34日に名古屋大学松尾流茶道部様主催の鶴聴茶会に行って参りました.

洗心軒という古き良き和の魂がある近代建築の中で,歴史を感じながらお茶室に臨みました.

受付を済ませた後寄付きにて火鉢のほのかな温かみの中,炭手前の準備ができるまで待機しました.私は火鉢を見るのが初めてだったので,建てられた当初もこんな感じだったのだろうかと思いに耽っていました.

そうこうしているうちに本席に呼ばれ手水で身も心も洗った後,炭手前を拝見しました.まず席について水差しと建水,火箸と柄杓が入っていた瓶の文様がすべて一緒で,見栄えをよくするためわざわざ揃えてくださったのだろうなと思いました.そして,炭手前では火箸を1本ずつ取ることなど流派の違いも見られました.

そして,そのままお濃茶に移りました.お濃茶でも袱紗の捌き方が違うなと思いました.そして,お茶が出てきたときに,古帛紗にお茶碗が乗ってきたので,少し戸惑ってしまいました.

次に別の部屋に移り,懐石料理をいただきました.懐石料理のいただき方をまとめたプリントを事前に配布していただいていたので,御飯が全員分一膳で出てきて御飯がくっついて取りにくかったですが,作法に戸惑うこともなくおいしくいただけました.

そして,中立ちで寄付きに戻りドラの音で薄茶席(本席と同じ場所)に入り,薄茶をいただきました.そこでは,象牙の真の茶杓で気配りが感じられました.

このお茶席は流派の違いもあり,戸惑わないか心配でしたが,歴史を感じつつ楽しくお稽古に臨むことができました.

全席を通じて,足のことをとても気遣って下さり,足がしびれてしまう私としては,大変ありがたかったです.

また今回は,愛知学院大学茶道部様とご合席させていただきました.主催してくださった名古屋大学松尾流茶道部様とともに,この場を借りて改めて礼を申し上げます.

学部2年 京極友宏

2017年1月30日月曜日

“考える”ということ

 こんにちは。中神です。つい先日、高校時代の友人と久闊を叙していたのですが、そのときと友人が一言、「無駄に考えているよね」と言ってくるではありませんか。何が無駄なのかさっぱりわかりませんが、同じようなことを思っている人もチラホラいそうなので私なりの考えを書きました。今回のテーマは言わずもがな「考えること」です。……“考えることを考える”というのもなかなかシュールな話ですね。

 さて、なぜ私が普段から、どうでもいいことから大切なことまで考えているかというと、いろいろと理由はありますが、1つには“本当に考えないといけない時に考えることができるようにするため”というものがあります。
 誰だって生まれた時から、素晴らしい思考力を持っているわけではありません(天才なる人物を除く)。最初は考えろと言われても、何をどうやって考えれば良いのかさえわからないと思います。そこで、考える練習をするのです。自分が気になったことを考える、このことは答えを出す期限も答えを求められるプレッシャーもありませんから、気楽に考えることができます。何事も練習しないと上達しませんので、気楽に考えられる状況の中で沢山練習をし、思考力を高め、最善の答えを瞬時に導き出せるようになりたいのです。
 例えば、人生を左右するような重大な決断を迫られた時、誰もが最善の答えを出したいと思うでしょう。しかし、期限内に、あらゆる可能性を考慮し、これ以上良い答えは存在しないと断言できるほどの最善の答えを導き出すということは非常に難しいものです。
 考えないといけない時だけ考えているようでは、最善の答えはおろか、もしかすると最悪の答えを最善の答えだと思い込んでしまう可能性も大いにあります。このような状況には誰だって陥りたくないと思うのですが、なぜ“無駄に考える”などと言われるのでしょうか。

 ところで、いざ考えてみようとしても考えるテーマに悩む方もいると思います。私はテーマは何でもいいと思います。お茶のこと、研究のこと、勉強のことでもいいですし、ゲームや遊びのことでも構いません。しかし、何を考えるにしても“深く”考えないといけません。物事の表面だけをなぞり、小手先の答えしか出さないようでは、思考力は向上しません。"深く考える"練習ができませんから。どのくらい考えれば良いかと聞かれると困りますが、他人のどんな指摘にも対応できるくらい考えれば上出来でしょう。しかし、最初からここまで考えることはできませんから、とりあえずは、自分が納得する答えが出るまで考えてみてください。すぐに他人に聞いては駄目ですよ。

 試しに、少し考えてみましょう。一応、おちゃのかいのブログですから、茶道のことについてひとつ。

「風炉点前では襖は開けたままなのに、炉点前では襖を閉めるのはなぜか」

考えましたか?簡単に思いつく答えとしては「暑いから・寒いから」だと思います。けれども、よく考えてみてください。暑い夏の時期でも濃茶点前では風炉を使っていても襖は閉まります。どうやら、襖を開けるか閉めるかは気温だけで決まるものではないようです。それではなぜ?もしかすると襖が持つ意味にヒントがあるかもしれません。さて、襖の持つ意味とは……?
 と、考えていくのです(この通りに考える必要はありませんが)。身近なところに謎があって、ヒントがあって、物語があるのですから、いろいろなことを考えてみてください。

 しかし、このようなことを書くと正しい答えを出すことに必死になる方が現れると思います。そんな方にはもれなく「石器時代の娯楽は何か」という正答の存在しない問題をプレゼントするのですが、そもそも正しい答えを出す義務はありません。考え方が身についていない状態で正しい答えを出そうと思うだけで、それが足枷となって上手な思考ができなくなります。間違った答えが出ても問題がないように“自分が気になったこと”を考えるわけですから、沢山考えて沢山間違えてください。誰かに被害を与えるわけでもありませんし。
 
 ……だいぶ疲れてきました。よくよく考えると、私がここに書けば書くほど、これを読んだ方の考える機会を奪っているのですね。そんな残酷なことはしたくありませんから、もう書くのはやめましょう。続きはご自身で考えてみてください。

 中神(人生を豊かに生きたい)

2017年1月15日日曜日

2017年 新年のあいさつ

 ブログをご覧くださっている皆様、新年明けましておめでとうございます。B3の沓名です。
前年は部員もたくさん増え、また外部のお茶会にもよく行くようになりました。この調子で日々稽古を頑張っていきたいものです。

 さて先日のことになりますが、新年初めのお茶会として豊橋三の丸会館で開かれた六日会に参加してきました。周りは自分より何倍も茶道歴のある先生方ばかりでとても緊張しました。

 今回の六日会は初釜(年が明けて初めのお茶会)ということで、普段の内容に加えお膳が付いており、少し豪華な仕様となっていました。どの料理も大変おいしく、この時点で来て良かったと思ってしまうほどでした。

 本席に移り、お茶とお菓子をいただきました。冬休み中に稽古をしていなかったため、作法が飛んでしまうアクシデントはありましたが何とかお茶をいただくことができました。やはり日頃からの練習が大事ですね。それでも亭主や半東の方は丁寧に説明してくださり、とても身になるおty会となりました。

 最後となりますが、あと三か月で新入生が入ってくるかと思うと一年が早く感じますね。先輩として後輩の鏡となる姿を見せることができるよう精進していきたいと思います。
これからも一年よろしくお願いします。